コラム型PAスピーカー「YAMAHA DXL1K」を導入しました
- 8月14日
- 読了時間: 6分
UTAO STUDIOでは、新たにコラム型PAスピーカー 「YAMAHA DXL1K」 を導入しました。

イベント音響というと、大きなスピーカーを三脚型のスタンドに載せて設置している光景をイメージされる方も多いと思います。
今回導入したDXL1Kは、そうした従来型のPAスピーカーとは大きく異なる、細長い「柱」のような形状をしたスピーカーです。
今回の導入で重視したのは、単に新しい機材を増やすことではありません。
よりスピーディーな設営、より安全でスマートなステージづくり、そして高品質な音響。これからUTAO STUDIOがイベントの音響・ステージ設営を行っていくうえで、コラム型スピーカーは必要な選択肢になると考え、今回導入しました。
スピーカースタンドを使わない、より安全な設置

従来型のPAスピーカーでは、スピーカーを適切な高さに設置するため、三脚型のスピーカースタンドを使用することが一般的です。
非常にスタンダードな方法ですが、スタンドの脚が三方向へ大きく広がるため、人が近くを通る場所では足を引っ掛けないよう配慮する必要があります。
特に参加者の移動が多いイベントや、ステージ周辺のスペースが限られている会場では、設置場所や人の導線を慎重に考える必要があります。
YAMAHA DXL1Kは、床面に設置するサブウーファーを土台として、その上にスペーサーとラインアレイスピーカーを組み上げる構造です。
そのため三脚型のスピーカースタンドを必要とせず、スタンドの脚が客席や通路側へ張り出すことがありません。
足を引っ掛けるリスクや、それに伴う機材転倒のリスクを抑えながら、より安全性に配慮した音響システムを構築できます。
ステージに自然と馴染む、スマートなデザイン
そして、今回UTAO STUDIOが重視したポイントのひとつが、ステージに設置したときの見た目です。
DXL1Kは、従来のPAスピーカーとは大きく異なる、非常に細長い形状をしています。ステージ上に設置しても存在感を強く主張せず、ぱっと見ただけではスピーカーとは分からないほど。まるで一本の柱のように、会場やステージの中へ自然に溶け込みます。
イベントの主役は、あくまでも登壇者や出演者、そしてイベントそのものです。音響機材はイベントに欠かせない存在ですが、必要以上に目立つ必要はありません。企業イベントや講演会はもちろん、パーティー、式典、展示会など、ステージや会場全体のデザインを大切にしたいイベントにおいても、このスマートな外観は大きなメリットになると考えています。
ケーブルも目立ちにくく、さらにすっきり
従来のパワードスピーカーをスタンド上に設置する場合、電源や音声ケーブルを高い位置にあるスピーカー本体へ接続する必要があります。そのため、どうしてもスピーカーから床までケーブルが伸びる形になります。
もちろん現場では可能な限りきれいに処理しますが、客席から見たときにケーブルが目立ってしまうことがあります。
DXL1Kでは、電源や音声ケーブルを接続する部分が床面にあるため、高い位置からケーブルを垂らす必要がありません。
スピーカースタンドがなく、ケーブルも足元で処理できる。
音響機材そのものをできるだけ目立たせない、すっきりとしたステージづくりが可能になります。
設営・撤収をもっとスピーディーに

DXL1Kは、サブウーファーの上にスペーサーとラインアレイスピーカーを組み上げるシンプルな構造です。
従来のようにスピーカースタンドを広げ、高さを調整し、重量のあるスピーカーを持ち上げて設置するといった作業が必要ありません。
これによって、搬入から設営、そして撤収までを非常にスピーディーに進められます。
そして、設営が速くなることは、単に作業時間を短縮できるというだけではありません。
イベント現場では、会場入りから本番開始までの時間が限られていることも少なくありません。
設営を早く完了できれば、その分の時間をマイクの調整、会場に合わせた音作り、リハーサル、出演者との確認などに使うことができます。
UTAO STUDIOでは、設営時間を短縮することも、イベント全体のクオリティを高めるための重要な要素だと考えています。
スリムな見た目からは想像できない音量と音質
DXL1Kの魅力は、設営性やデザインだけではありません。
スリムでコンパクトな外観ながら、しっかりとイベントPAに対応できる音響性能を備えています。
ラインアレイ構造によって横方向へ広く音を届けられるため、講演会やセミナー、企業イベントなど、広い範囲へ聞き取りやすい音を届けたい用途にも適しています。
イベント音響では、単純に「大きな音が出る」だけでは十分ではありません。大切なのは、必要な場所へ、必要な音量で、聞き取りやすい音を届けること。
今回DXL1Kを実際に使用してみて、音量だけでなく、声の聞き取りやすさや音の広がりについても、これからさまざまなイベントで活躍してくれるスピーカーだと感じています。
これからのイベント音響の新しい選択肢として
コラム型スピーカーは、近年さまざまなメーカーから製品が登場し、イベントや音響の現場でも少しずつ見かけるようになってきました。
一方で、従来型のPAスピーカーと比較すると、まだあらゆるイベント会場で当たり前に使用されている機材というわけではありません。
UTAO STUDIOでは、これから音響やステージの設営を行っていくうえで、「設営性」「安全性」「デザイン」「音響性能」をバランスよく備えたコラム型スピーカーは、今後必要になる機材のひとつだと考えました。
もちろん、すべてのイベントをコラム型スピーカーに置き換えるわけではありません。
会場の広さや形状、参加人数、イベント内容、必要な音量などを考慮し、従来型のPAスピーカーとDXL1K、それぞれの特徴を活かしながら最適なシステムをご提案していきます。
実際の音を聞いてみたい方へ
今回のYAMAHA DXL1K導入によって、UTAO STUDIOではこれまで以上にスピーディーな設営と、スマートなステージづくり、そして高品質な音響サービスをご提供できるようになりました。
今後ご依頼いただくイベントについても、会場や内容との相性が良い場合には、積極的にDXL1Kを使用した音響システムをご提案していく予定です。
また、DXL1Kがどのような音なのか実際に体験していただける試聴会の開催も検討しています。
「コラム型スピーカーって実際どんな音がするの?」
「従来のPAスピーカーと何が違うの?」
「自分たちのイベントでも使える?」
そんな疑問をお持ちの方や、一度実際の音を聞いてみたいという方は、ぜひお気軽にUTAO STUDIOまでお問い合わせください。
これからも新しい機材や技術を積極的に取り入れながら、より良い音を、より安全に、よりスピーディーに届けられるイベント技術サービスを目指していきます。
![]() | 執筆者プロフィール: 知久 陽太(トモヒサ ヨウタ) UTAO STUDIO 代表 大学時代に音響を学ぶ部活に入部したことをきっかけに音響業界に身を投じる。現在、UTAO STUDIOの代表として、ライブハウスやホテルでの音響業務をはじめ、YouTube配信やZoomウェビナーといったWeb中継業務にも幅広く対応し活躍中。多様なジャンルでの経験を活かし、質の高い音響サービスを提供する一方で、趣味としてDJを行う一面もあり。また、PCを活用した動画編集やデザインにも得意で、クリエイティブな視点での音響制作に力を入れている。 |




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